
FSI 900 YAWMO®
機能安全リミットスイッチで、風力タービンや大型機械などの軸回転運動を安全に監視
FSI 900 YAWMO®は機能安全リミットスイッチを内蔵した位置センサーで、風力タービンのナセルのヨー(方位角)モーション監視用に開発されました。高可用性と休止時間の最小化は、経済的要素であるだけでなく、安全面においても重要です。機能によっては、想定外の運動や制御不能の運動が発生すること自体が許されません。
RTGクレーン、移動式クレーン、コンベアベルトなど、機械指令に関連した機能的に安全な動作の監視が必要とされる多くのアプリケーションにおいて、Leine LindeのFSI 900ソリューションが採用されています。YAWMO®は、カスタマイズされたピニオンホイールマウント付きで提供されるLeine Lindeの位置センサー製品の登録商標で、大型軸の回転監視用として高く評価されています。
機能的に安全なヨーモーション監視
風力タービンのヨーシステムやその他の角度位置モーションの機能的に安全な監視は、Leine LindeのFSI 900シリーズをベースとするFSI 900 YAWMO®で達成できます。本製品は、電子リミットスイッチおよび通信用フィールドバスインターフェース内蔵のエンコーダをベースにした、高分解能のフェールセーフ位置センサーです。個別の安全チャネル(出入力)と安全なリレー接続により、安全な電力供給が脅かされる場合は供給を遮断します。
これは、ヨーのねじれ限界を超過しそうになった場合などに、風力発電機の安全な状態を確保するために使用されます。
オプションとしてチャネルの一つをリレー状態を監視するタービンコントローラー用に使用し、もう一つのチャネルを安全ループのコンタクタ部品とすることもできます。
FSI 900 YAWMO®は誘導スキャンを用いることで安全な位置監視を実現しており、SIL 2、カテゴリ3に準拠して設計・認証されています。障害防止リレーが製品に内蔵されているため追加のリレーやケーブル接続が不要、取付時間を削減できるばかりでなくケーブル摩耗のリスクも低減できます。現場であまり手間をかけなくても、安全なシステムを達成できます。
センサーはモジュラー設計であることから、風力タービンの設計に合わせて簡単にカスタマイズ可能、お客様特化のバックラッシュギアを使用してシステム分解能とタービン制御を最適化することができます。お客様側でカスタム設定や装置の監視・診断を実行できるソフトウェアが同梱されています。いつ何時でも、正確な位置情報やその他の情報を入手することができます。
製品のカスタマイズ可能性と納期について詳しくは、弊社までお問い合わせください。
技術データ | |
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筐体 | 陽極酸化アルミ |
取付ブラケット | アルミ、スチール、 ステンレススチール |
温度 | –30°C~+70°C |
動作高さ | 最大3000 m |
保護等級 | IP67 |
電圧供給 | 18~30 VDC |
システム分解能 | シングルターンの場合19 bit、マルチターンの場合12 bit |
通信インターフェース | PROFINET |
耐用年数 | 最大25年 |
安全機能 | 安全カム、安全に制限された加速、追加の安全機能 |
安全証明書 | SIL 2 (IEC 61508)、PLd、カテゴリ3 (DIN EN ISO 13849) |
構成 | PCソフトウェアまたは納入前設定 |
